会員通信 2006 Autumn
2006年 秋号

  • 2006年11月13日


全国弁護士グループ
平成18年度総会のご案内

全国弁護士グループ
会長 鴨田哲郎

日時 :2006年11月10日(金)  17:30総会
場所 :滋賀・琵琶湖グランドホテル(〒520-0101 滋賀県大津市雄琴六丁目 5-1)
総会議事 :
平成17年度活動総括/平成18年度活動計画/平成17年度収支報告役員改選/その他

●(追記)11月22日…総会のスナップです。

お薦め本 From the reader in the wood

弁護士 原 和良 東京法律事務所

「これでもガマン?! 労働弁護士の事件ノート」
東京法律事務所・編 /青木書店 刊  1900円+税

「いったい何時になったらできるのか」「誰だ、まだ原稿書いてないのは…」「本当に出版する気があるのか」…。事務所の50周年を記念して、本を出版することにしたのですが、いざ始めてみると文字にして出版をするというのはしんどいことでした。ご多分に漏れず、個性豊かな(?)執筆陣は、「多忙」を理由になかなか原稿を書かず、出版計画は大幅にずれこみました。

しかし、苦労の甲斐あって、出来上がってみると、コンパクトでなかなか読みやすい。この本は、事務所の弁護士が実際に扱った労働事件を厳選し、その中での当事者の悩み、弁護士の苦労、勝利した喜びと不当判決を乗り越えた運動を、できるだけわかりやすく多くの人々に伝えたいという思いに貫かれています。

経営難だと言われて退職を強制され拒否したら解雇された(ジャパンエナジー整理解雇事件)、共働きでゼロ歳児がいるのに東京から大阪への単身赴任を命じられた(明治図書出版配転命令事件)、能力がないと会社に言われ給料が三分の二に削られた(アーク証券賃金切り下げ事件)など、この本で扱った事件は、どこの職場でも誰にでも降りかかる可能性のあるものばかりですが、実際は「泣き寝入り」するケースが多いのも事実です。また、この本ではいま社会問題にもなっている、女性差別や非正規雇用問題、青年の低賃金・不安定雇用を改善する取り組みなども取り上げています。

無法なリストラや労働者いじめがはびこるなかで、労働裁判は働く者にとって身近な問題になってきています。労働審判という新しい裁判制度も今年からスタートしました。

この本を多くの方々に手にとってもらい、働く人々の権利はどのようにして守られているのかを知っていただき、私たちのとりくみに力を貸していただければ幸いです。

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◆ 主要目次 ◆

会社は本当に経営難——ジャパンエナジー整理解雇事件
「不良社員」のレッテルをはられて——エース損保解雇事件
裁判所を変えた労働者の反撃——整理解雇事件8連敗を乗り越えて
家庭を壊す単身赴任はもう許されない——明治図書出版配転事件
「座敷牢」からの生還——NCR出向・転籍事件
40歳以上のヒラ社員はいらない——アーク証券賃金切り下げ事件
「病人やケガ人はお払い箱」とは言わせない——最高裁「片山組事件」判決が示したルール
女性にも公正な昇格を——芝信用金庫昇格・賃金女性差別事件
男女平等は世界の流れ——間接差別とのたたかい
同じ仕事なら同じ賃金を——丸子警報機パート賃金差別事件
賃金カットに同意しなければクビ!——日本ヒルトンホテル雇い止め事件
雇用者責任はどこに?——パートナー偽装派遣事件
青年労働者の権利と労働運動の再生——首都圏青年ユニオンの活動から
番外編 事務所を超えて——スカンジナビア航空変更解約告知事件
補論 労働審判制度の活用
Q&A◎労働審判
…………平井哲史
…………小林譲二
…………君和田伸仁
…………大森 顕
…………金井克仁
…………小部正治
…………志村 新
…………橋本佳子
…………今野久子
…………今野久子
…………小林譲二
…………笹山尚人
…………笹山尚人
…………上条貞夫
…………原 和良

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◆ ご購入ご希望の方は、東京法律事務所または全国弁護士グループへご連絡下さい。
東京法律事務所
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目2番地伊藤ビル6階
TEL:03-3355-0611 FAX:03-3357-5742
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e-mail : mailadm@zenben.org
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取扱代理店 株式会社 宏栄

編集部より

年賀状の話題もチラホラ聞こえてくる今日この頃、もうすぐ師走に突入です。
ちょっと早いのですが、今年1年を振り返って、気になったことを上げてみました。

  1. スポーツの国際化:経済だけでなく、スポーツも国際化。国際スポーツはオリンピックぐらいだったのに、大リーグ、サッカー、ゴルフなど、国内大会はまるで国際大会の予選みたいになってしまいました。一方、国技の相撲は外人力士のオンパレード。これも国際化でしょう。地球がどんどん小さくなっています。

  2. いじめ等の教育問題:本来、ここで少子化といいたいのですが、この問題が前向きにならない限り、少子化対策は語れないと思います。教育者の姿勢などいろいろ言われていますが、今の日本社会の歪が一番弱い子供社会に現れたような気がします。同じことが大人社会でも起こっているのではないでしょうか?

  3. 気がつけばお笑い:嫌いではないはずのお笑いなのですが、TVスイッチを押せば、お笑いで…。私はもう、あきあきです。何も考えず笑いたい?日本中がお疲れなんですね。

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