会員通信 2019 Autumn
2019年 秋号
- 2019年11月10日
2019年会員通信秋号では、令和元年度総会のご案内と埼玉総合法律事務所の高木太郎弁護士による「朝の時間」と横浜法律事務所の笠置裕亮弁護士による「猫を棄てる」の2本のコラムをお届けします。
令和元年度総会のご案内
令和元年11月8日
岡山・ホテルグランヴィア岡山
岡山県岡山市北区駅元町1-5
令和元年度総会も滞りなく行われ、会長・事務局長・監査の3役は留任。
新幹事には川上資人、山岡逸平の2名が就任しました。
また、鵜飼良昭、水野英樹の2名が幹事退任となりました。
議事:
平成30年度事業報告・平成30年度会計報告
令和元年度事業計画・令和元年度予算報告
令和元年度役員改選・その他
令和元年度役員
役名 | 氏名 | 所属会 | 事務所名 |
会長 | 棗 一郎 | 二弁 | 旬報法律事務所 |
事務局長 | 佐々木 亮 | 東弁 | 旬報法律事務 |
幹事 | 山本 博 | 東弁 | 東京協立法律事務所 |
宮里 邦雄 | 東弁 | 東京共同法律事務所 | |
岡村 親宜 | 東弁 | 東京本郷合同法律事務所 | |
江森 民夫 | 東弁 | 東京中央法律事務所 | |
徳住 堅治 | 東弁 | 旬報法律事務所 | |
井上 幸夫 | 二弁 | 東京法律事務所 | |
鴨田 哲郎 | 東弁 | 旬報法律事務所 | |
小島 周一 | 横浜 | 横浜法律事務所 | |
水口 洋介 | 二弁 | 東京法律事務所 | |
髙木 太郎 | 埼玉 | 埼玉総合法律事務所 | |
山内 一浩 | 東弁 | 旬報法律事務所 | |
君和田 伸仁 | 二弁 | 東京法律事務所 | |
小川 英郎 | 二弁 | ウェール法律事務所 | |
菅 俊治 | 東弁 | 東京法律事務所 | |
佐藤 正知 | 横浜 | 横浜法律事務所 | |
梅田 和尊 | 二弁 | 旬報法律事務所 | |
新村 響子 | 東弁 | 旬報法律事務所 | |
嶋﨑 量 | 横浜 | 神奈川総合法律事務所 | |
指宿 昭一 | 二弁 | 暁法律事務所 | |
金子 直樹 | 埼玉 | 早稲田の杜法律事務所 | |
木下 徹郎 | 二弁 | 東京共同法律事務所 | |
今泉 義竜 | 二弁 | 東京法律事務所 | |
上田 裕 | 埼玉 | つきのみや法律事務所 | |
岡田 俊宏 | 東弁 | 自治労法律相談所 | |
谷村 明子 | 二弁 | 西東京共同法律事務所 | |
竹村 和也 | 東弁 | 東京南部法律事務所 | |
笠置 裕亮 | 横浜 | 横浜法律事務所 | |
長谷川悠美 | 東弁 | 東京法律事務所 | |
市橋 耕太 | 東弁 | 旬報法律事務所 | |
中村 優介 | 東弁 | 江東総合法律事務所 | |
川上 資人 | 東弁 | 早稲田リーガルコモンズ 法律事務所 |
|
山岡 遥平 | 神奈川県 | 神奈川総合法律事務所 | |
監査 | 堀 浩介 | 東弁 | 東京南部法律事務所 |
コラム
弁護士 髙木太郎 - 埼玉総合法律事務所
事務所HP →http://saitamasogo.jp
「埼玉総合法律事務所 事務所ニュース」85号(2019年7月)より
「朝の時間」
夏は早起きを心がけている。夏至の近くは4時過ぎでも明るい。空気も爽やかでとても得した気分になる。
読み残した雑誌や本を手に取ることもあるが、暑くなる前の時間帯に散歩に出る。わずか15分。目と鼻の先の公園で少し走って、背伸びなどする。
家に戻って朝食を作る。最近は昼の弁当まで作る。これも気晴らし。
気が向かないときは全くやらないし、それで誰も文句を言わないので、主婦の家事とは違い、全くストレスにはならない。
出来れば読書も沢山したいが、欲張りすぎると、せっかくの息抜きが、すぐストレスに変質する。
今、好きなものは、こんな朝の時間である。
弁護士 笠置裕亮 - 横浜法律事務所
事務所HP →https://yokohamalawoffice.com/
「横浜法律事務所ニュース」2019年 夏号より
「猫を棄てる」
文藝春秋2019年6月号に掲載された、村上春樹氏の特別寄稿のタイトルである。
村上氏の大ファン=「ハルキスト」であり、彼の著作は出た瞬間必ず読んでいる私はさっそく買って読んでみたが、驚くべき内容であった。
村上氏の父が2度目に徴兵され、所属していた第53師団は、1944年1月に私の祖父が所属していた第55師団、第54師団とともに第28軍として編成され、インパール作戦の陽動作戦に従事した。 第28軍司令官は、他の悪名高い司令官とは異なり、たまたま部下の命を大切にする考えを持った方であり(戦後は一切の公職に就かず、亡くなるまで慰霊の人生を全うします)、敗戦直前には無謀な突撃作戦ではなく、敵中逃亡作戦を選んだ。 その結果、隊が壊滅することはなく、約4割が生き残って帰国することができた。 村上氏の父が除隊されなければ、 間違いなく祖父とともにインパール作戦およびその関連の作戦に従事し、祖父とともに悲惨な経験をしていたのだろう。 村上氏の父と同様、私の祖父もまた、毎朝・夕の祈りを欠かさなかった。その後ろ姿や読経をあげる声色、先の大戦に関する書籍でいっぱいだった祖父の本棚を、懐かしく思い出す。
私が深く影響を受けた小説として、村上氏の代表作である「ねじまき鳥クロニクル」がある。彼が戦争の記憶と向き合う真摯な姿勢にはとても共感していたが、今回の記事に触れ、その理由が腑に落ちた。