japan Lawyers Group 全国弁護士グループ

どこまで熱くなれば気がすむのと言いたかった記録的な猛暑も、
何時の間にか朝夕はすっかり過ごしやすくなりました。
プロ野球も、どうやら巨人と西武の優勝でほぼ決まりのようで、
マスコミの話題は今や松井の大リーグ移籍問題に移ってきました。
少しずつですが、秋の気配が漂ってきた中、
「会員通信・秋の号」をお届けします。

全国弁護士グループ
平成１４年度総会のご案内

全国弁護士グループ
会長　井上幸夫

●日時　：２００２年１１月８日（金）９日(土) １７：００総会
●場所　：沖縄・那覇　「かりゆしアーバンリゾート那覇」
●参加費　：２０，０００円（一日目懇親会、二日目朝食、資料代込み）
●総会議事　：

 

 

２００２年夏　暑中見舞から

とても素敵な暑中見舞いが編集部へ届きましたので、ご披露致します。

弁護士 笹岡峰夫 けやき法律事務所

２００２年盛夏

夏が来ると決まって、井戸水で丸ごと冷やした西瓜に齧りつきたくなる。
確かな歯ごたえの果肉や甘さの濃い果汁を、瑞々しい匂いと共に頬張りたいと思う。

しかし、あの井戸も既になくなって久しい。

祖父母の家の台所は土間で、真ん中に深いいどがあり、 西瓜を冷やすのには持って来いの仕掛けだった。

覗き込んで空洞の暗闇に目を凝らすと、 西瓜を乗せた釣瓶が奥底の水面に降りていくのが見え、棕櫚縄を握った両掌に汗が滲んだ。

叔父が一升瓶を冷やしていたのも、その井戸だった。
四万十川で獲ってきた鮎を背越しに切って柚子の絞り汁をかけた膾を肴に、 コップ酒をあおる若い叔父の日焼けした顔に見と れながら、早く大人になりたいと本気で思った。

あの憧憬のときめきが鮮やかに甦る。

最近、書斎に自分専用の冷蔵庫を置いた。
西瓜を丸ごと冷やし、毎日４分の１ずつ腹に入れて、それなり の満足感はあるものの、井戸で冷やした西瓜には到底かなわない ように思う。

そのことを行きつけの店で口にしたところ、井戸水には浸さないで、 水面に近い空洞に宙吊りにして冷やすのが、達人のやり方だとしたり顔で 言う客がいて、悔しいことこのうえない。

・・・本当だろうか。

この夏も、暑さに負けずに過ごしたいものです。

弁護士 山川 豊 山川豊法律事務所

暑中見舞い申し上げます

■わが身 この年になって思うこと。
「少年、老い易く学成り難し、 一寸の光陰軽んずべからず」
論語をそらんじては、我が身を嘆いています。

■府川再審 官の悪弊が問われています。
３５年前、茨城県利根川で起こった強盗殺人事件の再審事件にかかわって６年 、再審理由書を書き上げて思うこと。
権力を持つ者の過ちほど、罪深いものはない。

■自分探し 老医師の一言、
「５０代からの生き方は、 本当の自分に出会うことから始まる。」(「生き方上手。」)
切なる望みではありますが、いまだ未熟すぎて受け入れ難いというのが本音です。

■南海の島 この夏、南海に浮かぶ石垣島・西表島を旅してきます。
原倭人は、南海の島々から、黒潮に乗って北上したという。
気分は、太古の自由人です。

暑い夏、皆様のご自愛をお祈りします。

コラム

弁護士 江森民夫 東京中央法律事務所

優雅にアルプススキー？

５年ぶりに、３月２４日から４月２日にかけて夫婦で外国へスキーに行きました。

サンモリッツに５泊、シャモニーに３泊というスキー三昧の生活を送りとても優雅に暮らしました。

サンモリッツは、スイスの保養所のなかでも歴史のある町で、トップオブザワールドなどと自ら述べています。 来年にワールドカップ(サッカーではなくスキーです。)が予定されており、町じゅうに、記念の旗が掲げられていました。

町自体標高役１９００メートルで、ケーブルカーとゴンドラを上がると３０００メートル以上の山頂にでて、 そこから数キロ滑るという豪華なスキー場で、一日数本滑れば満足します。雪の状態も最高で、下手な私もなにやらうまくなった 気分です。なんとワールドカップの競技コースも滑ったのです。

しかし、町には１週間、１０日以上という滞在者が多く、まだまだ優雅なスキーヤーとはいえないかもしれません。 それでも以前と違い、ホテルを９時に出て、４時には帰るという少し余裕のあるスキーバカンス気分を味わいました。

シャモニー２日目はメジェーベという王様のスキー場です。王様が滑るスキー場にはコブは作らない ということで、毎日ていねいに整備されているということです。このスキー場にはウエイトレスのいる食堂があり 、ちょっぴり豪華な気分を味わいました。写真はそこでの私達夫婦です。

夏休みにも、こんな優雅な時間が過ごせると良いのですが・・・、
真夏の夜の夢？あー熱い、アツイ!!

弁護士 徳住堅治 旬報法律事務所

“歴史的瞬間”横浜は燃えた

稲本のシュートが決まった瞬間、観衆は総立ちとなった。

横浜スタジアムの天を 押し上げるような「ウォー」という歓声が響き渡った。

その後のロシアの猛攻が続いたが、遂にタイムアップ の笛。観衆は総立ちとなり、異様な叫びが起こった。

そして、万歳。日本がＷ杯初勝利の瞬間に立ち会えた至福の 歓喜を味わった。
隣の家内も私以上に大声を上げ、拍手を送っていた。

ある依頼者の計らいで、日本・ロシア戦の２枚のチケットをゲット。
サッカー小僧の子供達は 「自分が行きたい！」とせがんだが、拒否して家内と行くことを決定。

日本代表のブルーのユニフォーム２着購入。 背番号は、当然７。中田英の背番号。

女房はブルーを家から着ていくという。

私は恥ずかしくて当初嫌がったが、 ブルーを着て街を歩くと何とも気持ちが良い。
自分が日本代表と一緒に歩いているよな気分になる。

その上 、勝利の女神が微笑むとは素晴らしい１日であった。

お薦め本 From the reader in the wood

弁護士 山内一浩 旬報法律事務所

「中高年・管理職 働き方のルール」 山内一浩 著 ／ 旬報社 刊

昨年１２月に「中高年・管理職 働き方のルール」という本を出版した。

「リストラ受難」の中高年管理職向けに、ごくごく基本的な労働法の知識を解説してみた。２０００年１２月に出版する予定が、丸一年ずれ込み、編集の方に尻を叩かれてようやくできた。

本屋さんに並んでいるのを見るにつけ、とても気恥ずかしかったが、やはり売れ行きも気になり、出版当初は「今日はうれたかな」と毎日のように本屋さんに足を運んだ。

最近この本を読んでいただいた方からの相談を受けることもある。出来栄えにはまったく自信がないし、今読み返すと「これも書いておけばよかった」とか 「もっと分かりやすく書かないと」と思うが、それでも「役に立った」と言っていただくと、やはりうれしい。

悩める中高年管理職の方にとって、少しでも元気づけられる本になれたら幸せである。

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