会員通信 2002 Winter
2002年 冬号
- 2002年12月16日
暖冬の長期予報の中、
例年より早いスキー場オープンの便りが聞こえてきました。
今年の冬はどうなるのかと思っていたら、あっという間に師走に入りました。
この時期は、例年何故か、何とはなしに気忙しさを感じてしまいます。
さあ、今年最後の「会員通信・冬の号」をお届けします。
平成14年度総会 沖縄訪問記(11月8日9日)
羽田から2時間45分のフライト、気温は一気に18度から26度へ。昨年の総会は北海道でしたから、正に180度の転進です。空港へ降りたら、思っていたほど暑くはない。
海風のおかげかな? 11月で正解でした。南国情緒が少し漂い、空港が新しくなって、広くて綺麗になったけど、歩く距離は長くなった。近代化って、結局こんなことなのかな。便利になった分、何かが犠牲になってる。
ホテルは泊港の海の上にはみ出て覆いかぶさるようなイメージで建っており広くはないが天井が高い重量感のあるつくりです。
総会は沖縄ということもあって、前泊された方や一週間前から近くの島へ来られている方など、参加者も多く150名近くの大集団になりました。
夕方6:30から懇親会。各地ブロックの先生方の挨拶で大変盛り上がりました。なかでも、沖縄の金城先生は、なんと30年物!の自家製古酒を瓶ごとお持ちになり皆に歓迎された次第です。味は少し癖がありながら飲みやすいのですが、大変アルコール度の強いものでした。
お薦め本 From the reader in the wood
弁護士 黒岩容子 都民総合法律事務所
「女が働くこと生きること」 中島通子 著/労働教育センター 刊
著者の中島通子さんは、皆さんもご存知のように、日ソ図書賃金差別事件、帝国臓器単身赴任事件など数多くの女性の労働権に関する事件を担当してきた弁護士である。
本著の魅力は、「理屈だけでなく、私自身を含め、あくまでも現に生きている女性たちの姿から」考え、「男女共同参画時代と言われる現代、「女」にこだわるのは古いという意見もあるが、依然として女であるが故の差別や支配が続いている中で、やっぱり「女が働くこと、生きること」にこだわり」続けた中から綴られたメッセージという点にある。
七つのテーマ(性差別をなくしたい、家庭家族を問い直す、女が働くこと、現実を変えてきた女たち、性暴力と性的自己決定権、平和・人権・民主主義、自立と支え合いの21世紀を求めて、など)で変革に向けた思いが綴られている。
変革への著者の思いが伝わり、行動しなくては…、と心が揺さぶられる。
多くの方々に(女性にも男性にも)一読をお薦めしたい。
会員訃報
・謹んでお悔やみ申し上げます。
弁護士会 |
氏名 |
事務所 |
命日 |
福岡 | 荒木邦一 | 荒木・田辺法律事務所 | H14.9.15亡 |
!募集!
会員の皆様からの投稿を募集しています。写真、エッセイ、論文、小説等々、本会員通信で表現できるものなら何でも結構です。
編集部より
■週刊朝日12月20日号「勝てる弁護士180人 」で、過労死問題部門の9人選出の中の1人として、全国弁護士グループ幹事の岡村親宜先生が選出されていました。「社会的影響の大きい難事件に勝った弁護士」として01年8月東京高裁、群馬地方公務員災害補償基金を相手に過労死訴訟で勝訴したことが 紹介されていました。おめでとうございます。
弁護士名:岡村親宜
事務所名 :東京本郷合同法律事務所
画期的な判決:01年8月東京高裁、群馬地方公務員災害補償基金を相手に過労死訴訟で勝訴。
その他の得意分野:労働問題、遺言
■チョット早いですが、今年の10大ニュースと言えば、ワールド杯、タマチャン、金正日拉致事件認める、景気低迷続く、松井大リーグ挑戦宣言・・・・。
短く感じた1年ですが、振り返ると結構いろいろありました。
編集部にとってはなんと言ってもHP元年の記念すべき年です。不慣れなHP作りで、まだまだ反省の日々が続いていますが、さらに充実した紙面を目指して、頑張ります。来年もよろしくお願いします。