会員通信 2005 Summer
2005年 夏号
- 2005年08月14日
温暖化の影響で日本近海の海水温が亜熱帯並みに高温になっているそうです。
おかげで台風が成長しながらやってくる時代になってしまいました。
温暖化の原因は日本もかなり関係しており、自業自得ではあります。
台風のニュースを聞きながら、「会員通信・夏の号」をお届けします。
コラム
旬報法律事務所 野澤 裕昭
ノーネクタイはクール
ノーネクタイで仕事を始めて数ヶ月過ぎた。ホリエモンのTシャツ姿に影響されたわけではないが、長年、何故亜熱帯の日本で夏もネクタイに上着を着なければいけないか疑問に感じていたところに、Tシャツ姿の御仁をTVで見て「こんなもんでいいのか」と感じたのがきっかけだった。
以来、裁判所でも法廷でも弁護士会でもノーネクタイで通している。意外にもどこからも何の苦情も注意も受けていない。暑いときは第2ボタンもはずしている。実に楽である。かえって暑いときに暑苦しい姿をするのは格好悪いと思われる時代ではないかと思う。
政府が6月から「クールビズ」と称してのノーネクタイを奨励している。いつも政府のやることには反対しているがこの政策だけは大賛成である。別に夏場だけでなく年間を通してそうしてはどうかと思う。
開放的で、自由な姿は「格好いい」のだ。皆さんもどうでしょうか。
旬報法律事務所 山内 一浩
単独行はこれからも続く?
5月連休に雲取山に登った。山梨県、埼玉県との県境、奥多摩の東京都最高峰は、久しぶりの2000m級、妻子は山小屋泊まりを拒絶(山頂にホテルなんかないよ)、悲しき単独行である。
秩父・三峰神社からの登りですぐに足が動かなくなるが、妻子に大見得を切ってきた手前、途中で帰るわけにもいかず、「とにかく山小屋に」と登ると、若干コースタイムより早く雲取山荘にたどり着いた。(「まだ若い」と一人納得する。)山荘は人でいっぱい。10畳の部屋に9人が押し込められる羽目に。
もともと寝つきの悪い私は、同室者の先行する高いびきについに一睡もできず。気晴らしに外に出たときの、文字通り零れんばかりの星空だけが慰めであった。
どなたか、一緒に登ってくれませんか?
旬報法律事務所 徳住 賢治
「微笑」に会いたい
25年ぶりにフィレンツェを訪れた。あてもなく街中を徘徊したり、フィオレンティーナのサッカーを観戦するなどゆったりした旅だった。
最大の収穫は、名画の至宝を見ることができたことである。ウフィッツ美術館でレオナルド・ダビンチの「受胎告知」を見た瞬間釘付けになった。近くにあるボッテチェリの絵も翳んでしまうほどであった。聡明さと優しさを兼ね備え、驚きと喜びに満ちた受胎告知をされた瞬間のマリアの顔は、人間が表現できる限界の域に達しているように思えた。マリアの皮膚の内側には血が脈々と流れ、息遣いを聞き取れるかの様にも見えた。
世界の宝といわれるダビィンチの「モナリザの微笑」に早く会いたくなった。
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