会員通信 2015
2015年

  • 2015年10月20日

厳しい暑さが過ぎ、秋が深まってきました。今回の会員通信は、ひめしゃら法律事務所の杉井静子弁護士による山菜・野草のレシピをお届けします。


コラム

弁護士 杉井静子 - ひめしゃら法律事務所

事務所HP→http://www.himesyara.com/

「ひめしゃら法律事務所ニュース」10月7日号より

「静子の山菜・野草レシピ」

 

<スベリヒユ>

 

弁護士 杉井静子 - ひめしゃら法律事務所

弁護士 杉井静子 – ひめしゃら法律事務所

畑や庭、野原、道ばたなど陽あたりのいいところならどこにでも生えている一年草です。
年配者なら、名前は知らなくても、姿には見覚えがあるはず。マツバボタンの仲間で葉はよく似ています。生命力が強く、抜いても抜いてもあっという間に畑じゅうに、はびこってしまい、畑で野菜づくりする人にとってはてこずる雑草です。草全体が肉厚で表面はすべすべしています。(だからスベリヒユという?)茎は紫赤のきれいな色で根元から枝分かれして地面をはい、先のほうは立ち上がり長さ30センチほどにもなり、途中でたくさんの枝を出し多くの葉をつけます。葉はヘラ状の楕円形で長さは1.5~2センチくらい、赤みを帯びた緑色です。夏(八・九月)に小さな黄色い花が咲きますが、朝開いて昼ごろはしぼんでしまう地味な花です。花のあとには黒い小粒な種ができます。
山形では、ヒョウナと呼び、ゆでて辛しじょうゆとかつを節をかけて昔からよく食べたり、干したものが売られているそうです。

 

〈料理法〉

夏から秋いっぱいまで、まだ開花期前の茎葉を摘みとりゆでて水にさらします。ゆでると独特のぬめりがあり、若干酸味もあっておいしく、酒の肴によく合います。
ゆでたものを、削り節にしょうゆをかけおひたしとしたり、サラダにしたり、みそ汁に入れたり、あるいは炒め物、酢の物にもあいます。天ぷらにしてもおいしいです。(私としては初チャレンジ)。和、洋、中華、なんにでも使える“万能野草”です。
次にレシピを三つ紹介します。

〈酢みそあえ〉

suberihiyu

すべりひゆ:山菜・野草の創作レシピのイラスト

①細かめの柔らかい茎葉をさっとゆでて水にさらします。
②白味噌(なければ他の味噌でもよい)に酢と砂糖とみりんを加え混ぜあわせます。
③食べやすい長さに切って器に盛り②を添えます。

〈たことのいためもの〉

①ゆでたスベリヒユを食べやすい長さに切り、たこの足を斜め薄切り、にんにくは一かけをつぶしてからみじん切りにします。
②フライパンにオリーブオイル大さじ1とにんにくを入れて火にかけ香が立ってきたら、スベリヒユとたこを入れて、さっといため、塩、こしょう、しょうゆで味をつけます。

〈天ぷら〉

①生のままの茎葉を適当な大きさに切ります。
②天ぷら粉を水にとき、氷を一かけら入れます。
③茎葉に天ぷら粉をまぶして、180度の油で揚げる。

〈効能〉

干したスベリヒユを煎じると利尿、解毒にきく民間薬です。毒虫に刺されたときは、茎や葉をもんで塗ると効果があります。ビタミン、ミネラルが多く栄養価にすぐれた強壮食品です。ただ、一度に大量に食べると体質によって下痢を起こすこともあるので、注意しましょう。

〈つけ足し〉

野菜として改良されたものにタケスベリヒユがありますが、これは栽培品だけで野生はしていません。ヨーロッパや東南アジアで栽培されており、古くから食用にしているとのことですが、残念ながら私はまだ食べたことはありません。一度食べてみたい!

 


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2015年、日本は戦後70年を迎えました。多くの国民が反対の声をあげる中、9月19日未明、「安全保障関連法」が参院本会議で成立しました。深い悲しみと歴史的教訓から、平和を心から希求して制定された日本国憲法ですが、その在り方が今まさに変わろうとしています。来年には、参議院議員選挙が控えていますが、先人たちの願いと国民の声に応えた結果となることを編集部一同願ってやみません。


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